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Kit Oisixの「時短」は本当か|実際に作って分かった、短縮される時間とされない時間

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夕方の台所って、いちばん気力がない時間じゃないですか。

冷蔵庫を開けて、なんとなく眺めて、そっと閉じる。あの数十秒がいちばんしんどい、という方、けっこう多いと思うんです。

だからミールキットの「時短」という言葉には、正直かなり期待していました。切らなくていい、量らなくていい、10分でできる。

実際にKit Oisixを作ってみて、思ったのは「時短なのは本当。でも、短くなる場所が想像と違った」ということでした。

ここ、たぶん買う前にいちばん知りたいところだと思うので、正直に書きますね。


まず、書いてある時間は正確でした

先に公平なことを書いておきます。パッケージの調理時間は、盛っていません。火にかける時間も、混ぜる時間も、書いてある通りでした。

包丁を使わないというのも本当。今回作ったケールのサラダは、使う道具が「ボウルだけ」、自分で足す調味料は「なし」。本当にボウル一つで終わりました。

追加の調味料が必要なメニューもありますが、これも家にあるもので足りますし、分量がきっちり書いてあるので迷いません。「大さじ1って、どのくらいだっけ」と手が止まることがないのは、地味にありがたいです。


じゃあ、何に時間がかかったのか

袋を開ける作業が、まるっと増えます

Kit Oisixは、食材が種類ごとに別々の袋に入っています。野菜は野菜、タレは小袋、トッピングはまた別の袋、という感じです。

これを一つずつ開けて、出して、袋を横に置いて、また次を開けて……。この工程が、調理を始める前にごっそりあります。

包丁とまな板を出さなくていい代わりに、「開ける」という作業が新しく増えている。これが正直な実感でした。

普段の料理だと、野菜を洗って切るのって、一連の流れでスッと終わりますよね。それが「開ける」「出す」「捨てる」に分かれるぶん、細かい手間が積み重なる感じがしました。

そして、ゴミが増えます

開けた袋は、当然そのままゴミになります。1食分作っただけで、小さなビニールが何枚も出ました。

洗い物は確かに減ります。でもそのぶんゴミが増える。片付けの手間が、シンクからゴミ箱に移動しただけとも言えます。

プラごみの分別が細かい地域にお住まいの方は、ここちょっと引っかかるかもしれません。


でも、時短じゃないとは言えないんです

ここが大事なところで、何を短くしたいのかによって、答えが変わります。

実際に使ってみて、こう整理できました。

短くなった時間

  • 「今日なに作ろう」と悩む時間
  • 買い物に行って、あれこれ選ぶ時間
  • 野菜を洗って、皮をむいて、切る時間
  • 調味料を量る時間
  • 包丁とまな板を洗う時間

短くならない、むしろ増えた時間

  • 袋を開けて中身を出す時間
  • ゴミをまとめて捨てる時間
  • 火を通す時間そのもの

こう並べてみると、はっきりします。

ミールキットが本当に効くのは「料理している時間」じゃなくて、「料理を始めるまでの時間」なんです。

冷蔵庫の前で献立を考えなくていい。スーパーで「今日これ何に使おう」と迷わなくていい。ここが一番大きい。包丁を使わないのは、正直おまけみたいなものでした。


だから、こういう方には合うと思います

使ってみて、向き不向きがけっこうはっきりしていると感じました。

たぶん合う方

  • 献立を考えるのが、料理でいちばんしんどいと感じている方
  • 仕事帰りにスーパーに寄る余裕がない方
  • 手順を考えるのが苦手で、レシピがあると安心する方
  • とにかく洗い物を減らしたい方

もしかしたら合わない方

  • 献立を考えるのはそんなに苦じゃない方
  • 買い物が息抜きになっている方
  • 包装ゴミを増やしたくない方
  • 料理そのものを楽しんでいる方

「時短」の一言だけで決めてしまうと、後者の方は「思ってたのと違う」となりそうです。逆に前者の方には、想像以上に助かるはずです。


小分けの袋が気になる方へ

調べてみたら、オイシックスには「Oisix CookBox」という別の商品もありました。2019年からあった「ちゃんとOisix」を、2025年7月にリニューアルしたものだそうです。

こちらは切っていない食材とレシピカードが届くタイプ。3日分と5日分があって、レシピ通りに作れば主菜1品と副菜2品が30分ほどでできる構成だそうです。レシピカードには、お肉の切り方や火の通り具合の見分け方まで書いてあるとか。

包丁は使うことになりますが、そのぶん小分けの袋は出にくいはずです。「献立は考えたくない、でも過剰包装はちょっと」という方には、こちらのほうが合うかもしれません。


まとめ

Kit Oisixの「時短」は本当です。ただ、短くなるのは料理の時間ではなく、献立と買い物の時間でした。

包丁を使わない代わりに袋を開ける手間が増えて、洗い物が減る代わりにゴミが増える。この交換が自分にとって得かどうか、なんですよね。

こればっかりは、一度使ってみないと分からない部分だと思います。おためしセットなら普段より安く試せるので、判断材料としてはちょうどいいかなと。

実際に届いた箱の中身や、作った料理の写真は、こちらの記事にまとめています。よかったら覗いてみてください。

オイシックスのおためしセットを頼んでみた|箱の中身と、正直に感じた3つのイマイチ

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2日目に残りの食材で作った分は、こちらにまとめました。初日とは印象が変わった部分もあります。→ オイシックスおためしセット2日目|「味が濃い」の印象が変わった話と、1食1,099円をどう見るか

他社と比べてどうなのか気になる方へ。ヨシケイのカットミールも実際に頼んで作ってみました。→ ヨシケイのお試し5days(カットミール)を頼んでみた|1食724円、玄関前に置いてもらえるのが本当にラクだった

ちなみに「作るのも無理」という日のために、調理済みが届くタイプも試しました。→ シェフの無添つくりおきを頼んでみた|5品3,799円、温めるだけなのに「子供の薄味・大人の濃い味」を両立できた

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